うつ病になる原因について

なぜ、うつ病になるのか?

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うつ病の原因・要因については、現在進行形で研究が進められています。まだはっきりとは分かっていない部分が多いのも事実ですが、明らかになってきたこともたくさんあります。脳の働きの変調や、遺伝子などが要因の一部と判明しつつあります。が、それだけでは説明できない部分もあります。

その人の個性(考え方の傾向・癖)や、周りの環境など色んな要素が影響しているのです。「心の弱さ」が原因だと思っている方も多いでしょう。けれども、決してそうではないことだけは理解しておきましょう。

脳の変調


「心と脳」は非常に関係が深いことが最近の研究で分かってきています。脳では、行動意欲・感情などをバランシングする物質が出されています。

「セロトニン」や「ノルアドレナリン」などが代表的なものです。ストレスや疲れが溜まってしまうと、これらの物質が分泌される量が減ってしまいます。その結果、抑鬱状態が引き起こされてしまうのです。

遺伝子


最近では、抑鬱状態やうつ病の原因となっている可能性がある遺伝子(DNA)も発見されています。もっとも、本ページで説明しているように、うつ病発症の要因・メカニズムは非常に複雑です。単純に、遺伝子を持っているというだけでは説明しきれない部分があるのです。

その人の考え方


うつ病になりやすい人には、性格・考え方などに一定の傾向があることが指摘されています。「鬱になりやすい性格は問題がある性格では?」と考える人もいるかもしれません。しかし、決してそうではありません。

性格や人格自体の問題ではなく、物事の捉え方や考え方の「癖」・「傾向」に少し問題があるだけなのです。この傾向を改善することで、うつ病治療や再発予防をすることができます。

これを変えたからといって人柄が変わってしまうわけではありません。どのような考え方の人がうつになりやすいのか、ということは『思考を矯正する』のページを見てください。

環境や社会構造


その人を取り巻く環境や社会などが、大きなストレスの原因となっていることがあります。ストレスにより、脳の物質や考え方などに変化が起こりうつ病となってしまいます。特に、変化が大きい現代社会では、人々に大きなプレッシャーを与えていることが指摘されています。

勝ち組・負け組と二分して競争を煽るような社会。この社会の変動に伴って、うつを原因とする自殺者数が増えたことはよく知られていることです。このように考えると、必ずしもうつ病の原因は患者のみにあるとは言えなくなってきます。社会全体を改善していくことも必要だと指摘されているのです。

メンタルの強さは無関係


以上の説明で理解できたでしょうが、メンタルの強さはうつ病自体とは関係がありません。
この点については、『うつ病とは?』のページで詳説しています。

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