最新のうつ病治療について

最新のうつ病治療には目を見張るものがある

このエントリーをはてなブックマークに追加

ここ数年で、うつ病治療はかなり進展しています。新しい検査方法や治療法・治療薬などが次々と開発されているのです。中でも画期的な二つの制度について詳しく説明をしていきましょう。

光ポトグラフィー検査


これまでは、うつ病の診断は「問診」がメインでした。うつ病かどうかを検査する科学的な手法は存在していなかったのです。このような中、誤診などが起きて問題が発生していました。

特に、躁鬱病(双極性障害)なのに一般のうつ病(大うつ病)と診断されているようなケースは多かったようです。躁うつ病に、大うつ病用の治療を施してしまうと自殺衝動を高めてしまう危険がありました。投薬によって、かえって自殺のリスクを高めてしまっている場合があったのです。

このような状況を一変させるような新しい診断方法、それが光ポトグラフィー検査です。これは、脳内に赤外線を当てて、脳内の動き・機能などを測定する検査方法です。

脳の血流量の変化を知ることができます。質問に返答してもらい、そのときの血流量の変化を調べることで、躁うつ病・うつ病・統合失調症などを見分けていくのです。

この検査方法は、先進医療として認められ、2012年の3月現在全国14の病院で実施されています。検査費用は13000円程度。人気が高く、予約が取れないこともありますが、うつ病業界を一変させるような大きな進展ということができるでしょう。

経頭蓋磁気刺激


これは、アメリカで開発された治療方法です。これまで、電気によって脳を刺激する「電気けいれん療法」がうつ病治療にかなりの効果を示すことが分かっていました。しかし、痙攣による身体のリスクが高かったり、全身麻酔をかけて入院しなければならなかったり・・・様々なデメリットがありました。

これを解消するため、新しく開発された方法が「経頭蓋磁気刺激」です。磁気を発生させる機械を脳にあてて、磁力によって脳を刺激していきます。麻酔などは不要ですし、電気けいれん法のようなリスクもほとんどないといわれています。

日本では治療行為としてはまだ提供されておらず、臨床試験を行っている段階です。しかし、アメリカでは正式に承認されている治療方法。全米400箇所以上の病院でこの治療を受けることができます。

まだまだメカニズムなどが完全に解明されているというわけではありませんが、7割以上の患者に効果があったという実証結果がアメリカで出ています。日本でも、臨床実験が始まっていく予定です。

スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加